今でこそ全国区で有名となった「八戸小唄寿司」。
しかし発売当初は全く売れなかったと言います。
昭和36年(1961)、地元有志により「八戸らしいお土産を」と
八戸産近海で取れた鯖と奥入瀬のニジマスを使用して
寿司を作ったそうですが、失敗に終わったそうです。
この寿司作りを吉田屋さんが引き継ぎ、ニジマスの代わりに
紅鮭を使用して、現在の形に。
昭和38年(1963)横浜高島屋で開催された「全国駅弁大会」で
実演販売したところ、大人気となったとか…。
昭和40年代(一説によると昭和42年?)に行われた
全国駅弁コンクールでは第1位に。
発売から約50年、有数のロングセラー駅弁となりました。
容器はスチロール製。パッケージでは寿司が笹に包まれていますが
実物は笹の絵柄の入ったビニール風呂敷。
この包装は「コスト削減」とか「イメージ悪い」とかの声もありますが
寿司を密閉して風味を落とさないために、この方式を取っているとか。
見た目と味、どちらを取るか…悩んだ末の決断のようです。
酢締めの鯖と紅鮭、そして酢飯。いたってシンプルな内容。
総じて酢がキツめでもありますが、個人的にはかなり好き。
味付けは明治から平成を生きた、初代女将さん(故人)の考案で
塩・酢の調合や魚の〆方等、その方法を昔のまま貫いている。
鯖4切れ・紅鮭2切れで、中央に紅鮭が配置されている。
見た目以上にボリューム十分で、満足度大な駅弁だと思います。
これを付属の撥で適当な大きさに切って頂くのですが…
私はいつも上手く切れません(汗) ※下画像参照
酢飯とネタがバラバラになってしまう〜ww
調製元 |
吉田屋 | |||||||||||
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価 格 |
1100円(税込) | |||||||||||
内 容 |
押し寿司(鯖・紅鮭)、ガリ | |||||||||||
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