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特に管理人が好きな車輌等をご案内〜。

SYSTEM-R

Trains 【寝台特急トワイライトエクスプレス号】

日本最長距離を走行する寝台特急。

乗車日:2008年06月07日

大阪-札幌間約21時間50分
ほぼ一昼夜かけて日本海沿いを走行する、トワイライトエクスプレス号。
その走行距離は約1500km(上り下りでルートが一部異なる)。

かつての「夜行列車」が果たしていた役割とは異なる性質を持つ列車。
移動するだけなら、もっと安く・速い手段が他にある。
なのに、何故多くの人々がこの列車に乗車するのだろう?

トワイライトエクスプレス号に乗車することそのものが、
ある意味「目的」なのだと思う。

乗客それぞれが、移動とその空間と時間を楽しむ列車。
金銭的余裕は勿論ですが、時間的余裕が無い現代人には
最高の贅沢が味わえる、特別な列車なのかもと思う。

 
旅の始まりは、駅の時刻表から。


管理人の居住地である秋田からは、札幌の方が近いのか
大阪の方が近いのか…判断付きかねますが(笑)
日本国内の列車で唯一、食堂車でランチを楽しめるのが
下り・札幌行のトワイライトだと云うことで、大阪発の寝台券を確保。
しかも、A個室・ロイヤルでした。

最初は寝台特急日本海で大阪入りしようかとも思ったのですが(笑)
ルートが被るし周遊きっぷを使う予定でしたので、諦めました。

…2晩車中泊なのは、苦痛じゃないようです。

そんな訳で、盛岡→東京→新大阪と新幹線を乗り継ぎ
始発駅である大阪駅へ。

   
■深緑色の車体に黄色のライン、ピンクのヘッドマークが映える
■青森まではEF81が牽引

12:03、大阪駅10番線から発車。
発車時刻の15分程前に、トワイライトエクスプレス号は入線する。

列車に乗車する為ホームで待つ人々以外に
駅に居合わせた人々も、一目その姿を見ようと10番線に集結。
思い思いに深緑色の車体へ、カメラや携帯を向けて撮影している。

3号車・ダイナープレヤデスが停車する場所では食堂スタッフの皆さんが
背筋をピンと伸ばして彼らの今日の職場となる列車を出迎えていた。

車掌は途中で交代するが、彼ら食堂スタッフは3度の食事を提供し
グッズ類や食品・飲料を販売したりして、大阪から札幌まで通しで乗務する。

当然激務であるのを窺い知る事が出来るが、
誇りを持って業務に当たっているのだろうと旅の間中、感じました。

勿論私も停車している間に色々な場所を撮影していたのですが
如何せん、10両も連なっている列車を撮影して回るには
15分弱と云う時間では全然足りませんです…(汗)

撮影データの整理をしてみると、「なんじゃこりゃ?」と思う画像ばかりw

オリエント急行をモデルとした格調高い列車を目の前にして
すっかり舞い上がってしまっていたようです(爆)
 
■機関車の後ろには電源車


やはり1号車1番の展望室タイプのスイートルーム付近には
車内の様子を覗き込む人々が(笑)
残念ながら?窓はスモーク仕様となっていたため、
室内は外側から殆ど見えません。

この日の展望スイートの主は、早くも乗車しているようでした。

私も密かに?スイート2室を狙ったのですが、無理でした(完)
再度乗車する機会があれば、是非スイートを狙ってみたいです!
特に1号車1番の展望スイートで、後方車窓独り占めなんて幸せ過ぎる

…って「独り」前提ですか私 orz

■1号車1番は車両3分の1程度を占める展望スイートルーム  
■1号車(A個室群)の入口
■入口に敷かれていたカーペットが気分を盛り上げる
■1号車5番(ロイヤル)にお世話になりました

[列車構成]
1号車-A個室(1番=スイート/2〜5番=ロイヤル)
2号車-A個室(3番=スイート/1・2・4・5番=ロイヤル)
3号車-食堂車 ダイナープレヤデス
4号車-サロンデュノール、シャワー室、公衆電話
5号車-B個室(シングルツイン/ツイン)
6号車-B個室(シングルツイン/ツイン)
7号車-B個室(ツイン)、ミニサロン、公衆電話
8号車-Bコンパートメント
9号車-Bコンパートメント
10号車-電源車

■1号車内通路/一番奥突き当りが1号車1番の展望スイート入口
   
■ロイヤル室内
■通路側にも窓があります

大阪駅を出発してすぐに、車掌さんが検札の為に訪れる。
乗車券を提示して個室のカードキーを受け取る。
そして室内設備やら諸々の簡単な説明を受ける。
独特の制服を身に付けた車掌さんはやはり、関西系の言葉尻。

車掌さんの後で、今度は食堂車スタッフが訪室。
夕食の確認と、翌日の朝食の予約、そしてバーセット内容の確認や
モーニングコーヒー・朝刊等について確認を行う。
これらの確認作業はA個室側から行われ、B寝台等は後みたい。

北斗星と違い朝食が時間予約制なのは、良いサービスに思います。
混雑状況を伺ったりしなくても済むし、希望するタイプの朝食を
食べられないと云うのが、基本的には無い訳ですので。

スタッフの皆さんが去った後、食堂車のランチタイム営業開始時間まで
室内を見て・調べて回ったりしてました。
 
■ロイヤル電動ベッドのベッドメイキングの様子w
■A個室群にはシャワー・トイレ付き
■シャワー使用時には棚や洗面台をしっかり閉めます
■洗面台を引き出したところ
■便座を引き出したところ(ピンボケ画像でスミマセン…)
■窓下にあった照明やアラーム等の操作パネル
■内容盛り沢山なバーセットを受け取りました

今回乗車したのが個室だったので、数回しか使用しませんでしたが
4号車には天井まで大きく広がる窓を持つ展望サロンカーが連結され
大阪駅発車直後から、多くの旅人が利用していました。
丁度12時過ぎに大阪駅を出発するため、大半の方が駅弁を持参し
サロン内のテーブル等に広げて、景色と会話を楽しんでいました。

その日の乗客は、中高年のグループが多目だったかも?
でも誰もが本当に楽しそうに・嬉しそうに、トワイライトエクスプレスの旅を
堪能しているように感じました。

4号車にはシャワー室(AB2室)と公衆電話、自動販売機も設置。
沿線各所にちなんだ、スタンプも置かれていました。
なおシャワーカード(310円/30分・時間指定制)は食堂車にて購入可能。
ちなみにお湯はタイマーで6分間、供給される仕組み。
 
■4号車/サロン・デュ・ノール車両外観
■思い思いに記念撮影をしている様子は楽しそうです
■日本海側にソファが向けられているのも特徴

東海道線から湖西線に入り、琵琶湖が見えるようになって暫くすると
食堂車からランチ営業開始のアナウンスが発せられました。

2010年現在、日本で唯一・食堂車でランチを戴けるのは
札幌行きの下りトワイライトエクスプレスのみ(13時頃〜16時)。
大阪行き上りトワイライトエクスプレスでは、出発時刻が遅いため
ティータイム営業(14時40分〜16時)となります。

もう、本当にコレ目当てで乗車したと言っても過言ではない私w
アナウンスが流れてすぐに、本当に1番乗りでダイナープレヤデスへ(笑)

食堂車車両はスシ24形。
室内にはステンドグラス風の飾りもあり、素敵な雰囲気。

前述の通り、13時頃に準備が出来次第の営業開始なので
サロンや自室で駅弁等を食べたり乗車以前に昼食を済ませる人も多いのか
この日ランチタイムで食堂車を利用した方の半数近くが
コーヒー等の飲み物を堪能していらっしゃった感じでした。

…でも食堂車全盛期の鉄道を知っている中高年の方々はある意味
こういう楽しみをきちんと知っている「旅上手」なのかも。

ちょっと羨ましい。
■スシ24形、トップナンバーでした  
■食堂車の網棚(?)も何だか凝っていて可愛いかったので
■3号車ダイナープレヤデス車内
■ビーフシチューセット(1400+700円)
■雰囲気、そして車窓と相まって、美味でした

走行中、何度か食堂車スタッフが飲食物を始めとして
様々なトワイライトエクスプレスオリジナルグッズを販売して回ります。
…ここでしか買えないと思うと、ついつい買ってしまう罠ww
キーホルダーやトランプを購入してしまいました。←いつ使うんだ?

そして車掌さんからはオレンジカードを購入ww
しかもJR西日本とJR北海道、それぞれ別のものを販売します(笑)

こんな調子で、札幌到着前に所持金が尽きかけた私です…。
商売上手過ぎます。
■7号車にはミニサロンと自動販売機が設置されています  
■Bコンパートメント通路
■引き戸を閉めると個室のようになります

乗車当日は生憎の曇り空で、日本海に沈む夕日は拝めず仕舞い。

当然段違いの走行距離を誇るからこそ「夜行列車」ではないこの列車。
新幹線のように速く移動するだけだと、きっと拝むことすら出来ない風景。
ゆっくりと流れ過ぎる車窓風景は、癒しの映像となって脳裏に記憶されて行く。

晴天の日だろうと曇天だろうと、ましてや雨の日であっても
その時にしか出会えない風景がある訳で。
刻一刻と色の変わる日本海を見ているだけでも、楽しい。
通過して行く駅の日常風景も、どこか非日常的だったりする。

ランチを戴いた後は、自室とサロンを何度か往来して
気ままにゆっくりと過ごしたように思います。
■夜行と違い、明るい時間帯に車窓を楽しめるのも魅力  
■事前にみどりの窓口でお願いしたディナー券12000円也
■と云う訳で旅の目玉であるディナーです
■ホワイトアスパラと生ハムのグラタン トリュフ風味の焼きリゾット添え
■マッシュルームの軽いスープ カプチーノ仕立て
■パンは数種類戴く事が出来ました
■すずきのソテー プロヴァンス風野菜添え
■牛フィレ肉のステーキ 粒マスタードのソース
■コーヒー風味のアイスクリームと2種類のチョコレート 杏子のソース
■コーヒー(又は紅茶)
ディナータイムの1回目は17時30分、2回目は19時30分から開始。
1回目はやはり日没時間に当たるせいか予約で一杯だったので
2回目で予約をしました。勿論季節によってメニューは変わります。

なおフランス料理コースではなく、日本海懐石御膳(6000円)も予約可能。
ただし、4号車サロンカーか自室で戴くことになります。

乗車して間もなくの頃食堂車スタッフが訪問して、夕食の確認をされますが
その際、プレヤデス弁当(1500円)の予約が可能となっています。
■バーセットで1本飲み、ディナーで1本飲み…飲み過ぎですかw

新津駅を過ぎると、翌朝の洞爺駅まで乗客の扱いを行いません。
たっぷり、半日位…。時折運転停車するだけです。

ディナーを戴いた後、満腹なのと酔っ払いなのとで寝落ち(笑)
…個室は寝落ちしてても気兼ね不要なのが良いですよネ!

時折うたた寝から目覚めると、山形県や秋田県を走行していました。

深夜にやはり目覚めると地元駅である大館駅でした。
人の姿が無い駅構内を車内から眺めていたら
とても不思議な感じがしました。

私自身、実際にこの日乗車するまで
このトワイライトエクスプレスの美しい車体を目にした事が無かったけれど
毎日のようにこの列車は地元を走り抜けているのです。

今度深夜に、眺めに来てみようかな…(笑)

この間、周囲が暗い事もあって殆ど写真撮影せず…。
と言うより断片的に寝てただけです(笑)
■ロイヤル室内の調度品も良い雰囲気を醸し出しています  

未明頃、青森信号場で機関車をEF81からED79へ交換。

蟹田駅で運転停車した頃から起き出して、サロンカーへ。
流石に深夜帯ともあり、当初は無人でしたが、青函トンネル近くになると
何人かがトンネル突入をその目で見ようと集結。

…おばさま方1グループも混じって、キャッキャとしていました(笑)

乗車日は初夏と云うより夏至も近い6月でしたので
青函トンネル突入前にはもう東の空が明るくなり始めていました。
青函トンネルに突入して暫くそこで過ごしましたが
トンネル最深部過ぎ頃に自室へと戻り、デジカメを起動してました。
抜け出た頃にはもう夜が明けていたのが、印象的です。
 
■朝食予約券(これもブレブレ画像w)は1575円
■朝食は洋定食をお願いしてみました
■サラダ・ヨーグルト・ジュース付き

そして五稜郭駅で機関車をED79からDD51重連へ交換し、札幌へ出発。
その際の機関車交換は、残念ながら1号車1番のスイートからしか楽しめません。
2号車3番のスイートも良いけれど、機関車交換を見れる1号車1番の方が
やはり乗ってみたいと思うんですよ!鉄的にはww

朝食は6時頃から開始。
前日予約した時刻に食堂車へ行き、和朝食か洋朝食を戴きます。
この2択も、本当に悩まされます…。
おまけに丁度朝食の予約をした時間が小幌駅通過時間と同じ頃で…。
そんな訳で、小幌駅撮影を優先したダメな人です。

朝食後自室に戻って少し経った頃、こちらも前日お願いしていた
モーニングコーヒーが届きました。
本当、贅沢です。
■終点・札幌駅
■DD51重連で牽引
■機関車の停車位置がホームぎりぎりなので上手く撮影出来ずw

トワイライトエクスプレスでの最後の一時を惜しみつつも存分に楽しみ
それまでにも何度か目にしたことのある風景を自室から眺める。

そして9時52分、終点・札幌駅到着。
大阪駅から実に21時間49分という長旅が終わりました。
本当に下車するのを惜しみながらも、札幌駅まで目にする事が叶わなかった
機関車DD51重連を見るために先頭まで急ぐ。

同じ時間を過ごして来た旅人達が、それぞれ機関車と記念撮影。
その表情に、長時間乗車した疲れは全然見えない。
多分、私もそうなのだろうと思う。
記念撮影の人々も去って暫くして手稲方の信号が青となり、回送。
その姿が見えなくなるまで、見送った。
「またきっと、乗車出来る日が来ますように」と、願いながら…。
■ようやく札幌駅で機関車とご対面
■機関車を入れると12両が連結されています
■重連カッコいいですね

この先、北海道新幹線の開通に伴い
本州と北海道を結ぶ寝台列車の去就が注目されていますが
トワイライトエクスプレスも是非残して欲しい列車の一つです。

車両年齢や長時間・複数会社線を跨いでの運行等
条件的にはかなり厳しいのは分かっていますが…。
移動するだけが目的ではない、そんな列車も必要なのだと思うのです。

※長文にお付き合い下さり、ありがとうございました※
 
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■そんな訳で、トワイライト乗車記動画です
 
<乗車時の記憶と2010年01月現在の情報を基に作成しました>
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design: [pondt]様よりお借りしました