イチ鉄子のダメダメ放浪日記。

SYSTEM-R

盲腸線。 【江差線】

盲腸線の先にあるものは。

 
旅行日:2008年4月12〜13日

北海道&東日本パスを利用し、1泊2日北海道道南乗り潰しの旅。
青春18きっぷではなく5日連続使用のこのパスを利用したのは…
多分興味本位w 運賃計算の結果、元は取れる!と踏んだため。

それはさておき、前日函館から最終の江差行きに乗車。
函館近郊で大半の乗客が下車して行き、木古内到着の頃には
乗客は私一人となっていました。

江差駅へ到着したのは21:54.。周囲は当然真っ暗。
予約していたホテルまで、駅から直線距離約1km。
しかし港町によくある、起伏の激しい地形の前に、アッサリと
タクシー利用に決めたダメな人です。

いや…見知らぬ土地で深夜にてくてく歩いていたら
危険じゃないですか、一応女性なんだし(取って付けたように)


江差行き最終列車。

なので、翌朝の始発が江差線の旅・本番と云う事になりました。

函館まで3時間以上の旅となるため、何か食料を入手したい。
しかし周辺検索で見つけたコンビニ所在地は、
駅と反対方向のフェリーターミナル前。

ここ、江差からは奥尻島へのフェリーが運航されています。
過去、木古内から枝分かれしていた松前線は1988年に廃止。
沿岸部には路線バスが運行しているようなので、
松前線が今も運行していたならば、
江差→松前のバス移動とかを考えていたかも。

朝早起きして、まずは徒歩でコンビニまで向かってみたものの。
目的地までは、かなりの坂道〜orz
今下りて来た道を上って戻り、駅まで更に歩くとなると…。
「このままでは、乗り遅れる!」( ̄□ ̄;
なので食料調達を諦めて、スゴスゴと駅へ向かった私です…。

最初からタクシーを確保して、コンビニ経由駅行きにするのが吉。


 

■なかなか立派な駅舎です。時間帯によっては有人とか。
■江差駅駅名標
■車止め方向に向かって撮影
■最初からこれ以上伸びる予定は無かった模様

最終列車は江差駅で停泊となり、折り返し始発列車となるため
当然のように運転士さんも同じ方…。
「この人トンボ返りで何しに来たんだ?」とか思われてそうです。

辛うじて自動販売機で飲み物だけは確保し、寝不足&空腹で
ボケーっと景色を眺めつつ、ボックスシートを占拠。
江差〜上の国間は海岸線を、上の国から先は内陸に入ります。
神明付近まで「天の川」沿いに線路が敷かれており
前日は全く見えなかったその沿線風景は、なかなか見事なもの。

乗車した日は4月最初で、まだ冬枯れ感が残る景色だったけれど
川が織り成す造形力と云うものは、本当に自然の驚異を感じさせる。

■上の国方向に向かって。

そんな風景をぼけーっと眺めていたら、
宮越〜湯ノ岱間の進行方向右側に「駅っぽいもの」が出現!

その名もズバリ、「天の川」。

「え?何?通過駅とか廃駅なんてあったっけ!?」 (´д`;
と慌てて時刻表を見ても、勿論記載されていません。

帰宅してから調べてみたところ、「天の川駅」
地元の方々(北海道夢れいる倶楽部上ノ国支部)が
江差線の存続・振興と町興しの一環として作ったものとのこと。
64キロポストが立っている所に存在します。

ちなみに、最寄駅から徒歩等で訪れた人もいるようです…。
 
■過去には引込み線もあったのでしょうか
■湯ノ岱駅駅名標
■タブレット交換駅でもあるので、有人駅です

その名前の通り、湯ノ岱駅近くには「湯ノ岱温泉」があるそうです。
この日は寝不足・トンボ返りの身でしたので、
「ゆっくり湯に浸かりたい〜」という衝動に駆られながらも
この後の予定を思い出すことで何とか我に返りましたw

湯ノ岱駅では今や貴重となった「タブレット交換」が行われます。
この時、本当に頭が働いていなかったらしく
慌てて撮ったヘボ動画を曝していたりします…。

イヤ、ホント、意味無いねこの動画… orz

北海道新幹線開通時にはかなり存続を危ぶまれている路線。
平日の需要がどんなものか、休日には想像も出来ませんが…
是非地域住民の足として、また旅行者の足として
江差線(特に木古内〜江差)は残って欲しいものです。

また改めて乗車しに行こうと誓いつつも、達成出来てない(汗)
いつかはリベンジ!
■タブレット交換とか大事な物が全然映ってない動画
 
   
   

 

 

 

※記載されている情報は2009年06月現在のものです
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