2008年9月17日、長年の憧れだった「寝台特急はやぶさ号」乗車の日。
1ヶ月前の10時過ぎに確保したのはA寝台、シングルデラックス。
8月17日にJR東海(たまたまその日は東京駅に居たので)で発券して貰ったのですが、「A寝台は勿論B寝台も、空席はありません」と言われ
「え!?」と聞き返してしまいました…w 寝台が取れなかったら、旅の目的が半減してしまう〜〜〜(汗)
…「9月」ではなく「8月」と勘違いされたのでした。そりゃ、帰省関係で空席は無いでしょうよ…w
改めて日付を提示し、空席状況を確認して貰ったら、上りは「はやぶさ」も「富士」も十分空席があったので、
旅程を組む上で都合が良かった為、
「はやぶさ」を選択しました。
初めての九州一周旅行のラストに据えた、一大イベント…でしたが、デジカメのメモリ(512MB+2GB)は既に九州の駅や車輌達で一杯(爆)
はやぶさ号を撮影するべく、不要なデータを消していたら、電池まで切れた(自滅)
そんな訳で、熊本駅構内のラーメン屋さんで遅い昼食を取る際に、店員さんにお願いしてデジカメを充電した私です orz
店員さん、ありがとうございましたー!(見てないだろうけれどw)
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■ もう見る事の出来ない出発案内 | ■門司まではED76機が牽引 |
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■懐かしい雰囲気の行先表示 | ■はやぶさ単独のヘッドマークは九州内でしか見れません |
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■A寝台通路 | ■A寝台室内 |
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■コントロールパネル/荷物棚 | ■壁面の鏡は、座っているとほぼ真正面…(照) |
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■A寝台はテンキー式ドアロック(一部客室を除く) | ■リレーつばめ号と。 |
当日は生憎、曇り空〜小雨のぱらつく天候でした。
全くの平日の夕方、通り過ぎる駅には帰宅途中の人々の姿が。
9月に入り、徐々に日照時間が短くなって来ているとはいえ
まだ明るい時間に、「寝台」に乗っている事が嘘のように感じられる。
そんな事をぼんやり考えながら…飲んでましたスミマセン!
熊本駅で何気なく購入した馬タンが美味しくてつい…orz
停車駅に着く度に、ついレースカーテンを閉めてしまう小心者です。
当日、個室群はほぼ満席。
B寝台には空席が多かったように記憶しています。
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■B寝台(開放式)入口 |
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■B寝台(開放式)・車端タイプ | ■B寝台(ソロ)入口 |
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■B寝台(ソロ) 上段 | ■B寝台(ソロ) 下段 |
時代の流れや顧客のニーズを汲み取って、
寝台列車が変化していたら…?
今更ですが、つい考えてしまいます。
個室中心の構成で、寝台料金がもう少し安ければ…
シャワー等の設備が充実していたら…
停車駅や走行距離がもっと違う形だったら…
確かに新幹線は早く着ける。飛行機はもっと早く移動出来る。
しかしそれらの終発と同じ位もしくは遅い時刻に出発し、
翌朝それらの始発で向かうより早く・もしくは同じ頃には到着出来る
寝台列車は、魅力的な選択肢だと思う。
しかも価格は安いが窮屈なシートで眠る夜行バスとは違い、
寝台列車なら完全に横になって眠れる。
そう云う意味では、「富士」「はやぶさ」は長距離過ぎた。
機関車も客車も、寿命(限界)まで使い込まれるだけだった。
複数の会社線に跨って運行する事も、厳しい立場にされるだけで。
時間と、日本そのものを感じる事の出来る列車が
また一つ、消える。
design: [pondt]様よりお借りしました