特に管理人が好きな車輌等をご案内〜。

SYSTEM-R

Trains 【寝台特急富士・はやぶさ号】

門司にて連結され、一路東京へ。

2008年9月17日はやぶさ号乗車・2009年2月11日富士号乗車


熊本・大分からそれぞれ出発した列車は、門司駅にて連結されて東京を目指します。
その連結や機関車交換作業は大きな見所と言えます。

2008年9月乗車時は比較的混雑していない時期でしたので、ゆっくり一連のイベントを堪能しました。
そして2009年2月乗車時は廃止1ヶ月前ともあり、混雑必須だったのでそれらのイベントは殆ど不参加w
取り損ねた部分だけ補足的に撮影しておりました。…こんな時、身長高い+ヒール有る靴って反則技だよなぁ(スミマセン)

最終的には鉄分より食い気(笑)に走ったようです。
最初数人しか居なかった うどんスタンドは、あっと言う間に壮絶な戦場になってました orz
それを捌き切るオバサマ方は凄いよなぁ〜と変な所に感心したり。
うどんスタンドも富士はやぶさと運命を共にすると言う噂がありますが…事実だとしたら、こんな風景も見納めなのでしょうか?

門司駅にて。
 
■ 大分から牽引して来た機関車が外された
■ホーム電光掲示板には「はやぶさ・富士」の表示が
■6号車・7号車の連結部で、両列車のマークを見る事が出来ます
■懐かしい存在の給水機
■A寝台車のデッキには自動販売機。そしてトイレは洋式
■自動販売機向かいにはカード式公衆電話

人それぞれの、想いを乗せて列車は走る。

 

個室に籠りっきりな時はさておき、開放式寝台等では特に
見ず知らずの人と長い時間同じ空間を共有する事になる。
「個人」が尊重される現在では、それに戸惑う人も多いかも知れない。
しかしそんな一期一会の場がこのような列車には存在する。

所謂鉄ヲタ度の高い人々の会話もある意味興味深いし
普通の、お名残乗車を楽しむご高齢の夫婦の思い出話も
係りを持たなければ、知らないで過ごすだけ。
係りを持つから、旅は、人生は面白いのだろうと思う。

A寝台に乗車した場合、はやぶさ・富士・さくらのロゴが入った
タオルがアメニティ?として附属していました。
2枚手元にありますが…も、勿体無くて使えませーん!(´д`;



下関駅にて。
 
■ふく天うどん、美味でした (持ち歩き中にうどんのびた…w)
■期間限定の「ふくめし」、予約でGETです

門司駅にははやぶさ号が先着となり、機関車をED76からEF81へ交換し
一旦引き揚げ線(下関方)へ移動し、待機となる。
続いて富士号が門司駅へ到着し、牽引してきた機関車ED76を外す。

推進運転によりEF81連結はやぶさ号が入線して客車を連結。
客車 12両編成+機関車となり、 ようやく寝台列車らしい
長大編成を見る事が出来る。

関門トンネルは交直流両用機関車EF81で牽引。
下関駅でEF81を外してEF66を連結。

このような連結や交換といった「イベント」時には、
その周辺が多くの見物客で賑わう。


そしてEF66は、東京駅までの長い道程を共にする事になる。

■下関駅にてEF66に交換。ですが、先端はホーム柵外…w
 
上りの場合、車内販売は名古屋から乗車し、はやぶさ側から
お弁当・サンドイッチ・ホットコーヒー・お茶等を積載した
カートを押しつつ車内を順に回る。

混雑時、そして富士側にははなかなか回って来ない…(汗)

そしてお弁当等は売り切れの事もあるようで、注文を受け付けて
幕の内弁当を途中駅(確か2月の時は富士駅からと言ってましたw)で
補充し、座席まで配達したりしていました。

私は予め食糧は十分確保して乗車したため、ホットコーヒーを購入。
車窓をゆっくり楽しみながらの朝食は、美味しいです。
(たとえ賞味期限切れの駅弁でも…w)
   
終点、東京駅にて
 
■10番ホームに到着
■ようやく富士・はやぶさ号のヘッドマークが拝めましたw
■品川への回送の為、9番線を使って機回しします
■新幹線と富士・はやぶさ号
 

目的があって移動するには、寝台特急富士・はやぶさ号のような
運行状況の列車は、時間・値段等の点いずれにおいても
他の移動手段には敵わないと言わざるを得ない。

2008年9月に乗車した際は、およそ30分程度の遅れで東京駅に到着。
途中、名古屋や静岡を通過する際、車掌さんが
「お急ぎの方で、新幹線に乗り換える方は居ませんか?」
と車内を回っていた。
少なくとも、同じ車輌に乗っていた人々は全員乗り換えしなかった。

寝台列車が目的の旅の場合は、遅延も大歓迎してしまう。
1分1秒でも長く「旅」を楽しみたいから。

人々の生活や地域が良く見える、在来線での長距離移動は
何かと新鮮で、飽きない。
日が沈み、周囲がすっかり暗くなっても、目を凝らして
過ぎ行く 街の明かりを眺める。
眠くなれば、眠る。

そんな過ごし方の出来る貴重な列車がまた一つ消える事を
残念に思いながら。


【長文にお付き合い下さり、ありがとうございました!】

 
Copyright (C) SYSTEMS. All Rights Reserved.

design: [pondt]様よりお借りしました