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イチ鉄子のダメダメ放浪日記。

SYSTEM-R

宇高航路の終焉。 【JR西日本 宇野線〜宇高航路】

かつての繁栄を偲びながら。

 
旅行日:2009年09月20日

2009年秋の大型連休。
滅多に無い旅行の好機と、目指した場所は四国。
…かなり大幅に寄り道しながらですけどね(笑)

普通に本四備讃線を使って四国入りするのではなく
折角ですし、かつての宇高航路に思いを馳せながら
ゆっくりとフェリーで四国入りする経路を取りました。

自民党の取った高速道路休日1000円施策の影響で
高速道路は混雑、地方の道路もかつてない通行台数。
そんな中、鉄道は…利用者数減少は避けられなかったようです。

でもそれ以上に、フェリー業界は深刻な状況だったのです。

快速マリンライナー指定席は軒並み満員。

目に沁みる位の晴天に恵まれたこの日、津山→岡山へと移動し
岡山駅にて激混みの快速マリンライナーへ乗り換えて、茶屋町駅へ。
大半の乗客はそのまま四国へ渡るようで、下車したのは少数。

ここで宇野行き電車に乗り換え。
何だか懐かしい列車がホームに待機していました。

私が座ったボックスシートの近くには、リュックを背負った子供と、お父さん。
恐らく列車に滅多に乗る事がないのに加えて、
これまた滅多にないお父さんと二人きりの旅に、子供さんは大はしゃぎ。
暖かい日差しに、お父さんは思わず居眠り。
その内、子供さんもお父さんの傍でコクリコクリ…。

こういう風景を手放しで見る事が出来るのも、車ではなく
公共交通機関を利用した旅ならでは、と云う気がしました。

 

 

■岡山駅に停車していたアンパンマン列車に子供達大喜び
■茶屋町にて乗り換えです

宇野線は岡山駅〜宇野駅間、32.8kmの電化路線です。

かつては本州と四国を行き来していた宇高連絡船の接続路線として
沢山の旅客を運んでいました。

瀬戸大橋が開通した現在では、岡山駅〜茶屋町駅間が
本四備讃線のアプローチ路線として本四連絡の使命を担っています。

茶屋町駅〜宇野駅間は、岡山市〜玉野市の都市間輸送が主体で
朝夕は岡山駅〜宇野駅直通列車も設定されているようですが
日中は茶屋町駅〜宇野駅間の運行となっています。

 
■通常、茶屋町〜宇野間は普通列車のみの運転
■30分弱で宇野駅に到着
■宇野線の終点です
■広い構内と頭端式ホーム
■現在の駅舎は連絡船時代とは異なる位置にあるそうです
■宇野駅前にあったオブジェ…
■晴天が良く似合う宇野駅
■四国フェリー乗り場
■船上から宇野港を眺めてみる

宇野駅から出て直進→右折。
徒歩約5分程度の場所に四国フェリーの乗り場がありました。
チケット売り場で運賃390円を支払い、徒歩でフェリーへ乗船。
甲板の脇に狭い階段があり、そこを上ると客室が広がっていました。

既に出発を待って寛ぐ乗客がいらっしゃったので
客室画像は無し… orz
TVマッサージチェア浴室の他に売店も設置されていました。

浴室…覗いてみたかったのですが、タッチの差で
おじさんが入ってしまったので、室内は未確認(笑)

風が結構強かったけれど、デッキに備え付けのテーブルに座り
昼食を摂りながら、船旅を堪能しました。
 
■第85玉高丸には無料の浴室付き
■いよいよ出港です
■車で乗船した家族連れの姿が
■宇野港側
■ゆっくりデッキでお昼ご飯
■額縁に飾られた絵のようです
■宇野港行きのフェリーと行き違いました
■遥か向こうに瀬戸大橋が見えると、乗客は皆歓声を上げていました
この景色見たさにフェリーに乗ったと言っても過言ではありません
■懐かしげに高松港側を眺めるご夫婦
■乗船前からこれから渡る先が見えていたのは不思議な感覚です
■高松港には折り返し乗船するトラック達が待機
■小豆島方面へのフェリーは別の場所で発着

宇野駅まで鉄道利用組と 宇野港まで自動車・トラック利用組。
この時は半々程度の利用かな、と云う感じでした。
それでも全部で数十人と云う乗客数…。
本当に「休日1000円」の影響はフェリーの運行に
深刻な影響を与えていると感じていました。


宇高航路でフェリーを運行している宇高国道フェリーと四国フェリーの2社は
2010年2月12日、事業廃止届を四国運輸局へ提出。
2010年3月26日の最終便を以って廃止される事が決定しました。

旧国鉄・JR四国が運行していた宇高連絡船が開設されたのは
1910年6月12日。
実に100年の歴史を持つ宇高航路が、その幕を下ろすのです。
 
■高松駅周辺図

高速道路休日1000円等に伴い、利用者減少等の問題に直面した
各公共交通機関は 政府に対して陳情を行っています。
それでもなお、「票集め」の施策は続行しています。

交通渋滞の惹起、自動車通行量増加によるCO2排出増大
高速道路無料化に伴う道路維持管理・建設問題等
過去最大の愚策じゃないかと個人的には思っています。

長い時間を掛けて日本列島に張り巡らせて来た
「血管」や「神経」とも言えるものが、どんどん無くなって来ている。
そんな気がしてならないのです。

出来れば、かなり減便してでも存続して欲しいです。
現状を打破出来る方法は無いのでしょうか。
■高松駅
【2010年3月26日追記】
四国フェリー・宇高国道フェリー両航路は、 当面存続する事が決定!
勿論、現状として経営状況が厳しいのは変わりないでしょうが
この判断をなさった事に感謝感激です。
是非ここをご覧の皆さま、瀬戸内海を渡る際には
宇高航路をご利用下さいませ(^▽^)ノ 私もまた乗りに行こう…(笑)

   
<長文&駄文にお付き合い下さり、ありがとうございました!>
 
※記載されている情報は2010年02月現在のものです
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