イチ鉄子のダメダメ放浪日記。

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鳥飼大橋のお話をしよう。 【大阪高速鉄道大阪モノレール線】

トラス橋が好きでして。

 
旅行日:2012年02月11日

寝台特急日本海の定期運行終了前に惜別乗車しようと目論みましたが
続く荒天により運休が早々に決定し、敢え無く撃沈した私の野望…orz

しかし日本海が運休したからと言って
元々の主目的・関西周遊旅を中止にはしませんでした。
日本海が運休となったお陰で?乗車券類は他経路振替扱いとなり
新幹線を乗り継ぎ(途中東京にて宿泊)、翌朝京都まで移動しました。

皮肉だけれど、前夜出発して眠りながら直通で関西へ移動出来る
寝台特急日本海到着時刻よりも数時間早く京都入り…。

だけど掛かる費用は新幹線+宿泊の方が上ですけれどね?(゜ω゜;)
朝早い新幹線に乗らなきゃいけないプレッシャーもありましたがね?(゜ロ゜;)
結論:新幹線イヤダ…w

門真市駅改札前。

京都市内の他の路線に乗車してから、京阪電鉄を利用して門真市駅へ。
京阪電鉄自体も色々楽しい路線で、門真市駅を通過して行く列車を見ているだけでも
ちょっとワクワクしていました…(笑)

しかしそうやって眺めていると時間があっと言う間に経過してしまうので
大阪モノレール線の門真市駅へ移動しました。

と言っても連絡通路で移動するだけなのですがね…(^◇^)

大阪モノレールは、以前大阪空港〜南茨木間だけ乗車したことがあるので
その未乗車区間に挑む事は勿論ですが、もっと他に大きな目的があったのです。
 

 

■延伸計画もあるということから引上線構造となっている
■大阪モノレール路線図

目的とする場所は、南摂津駅〜大日駅間にありました。
モノレール乗車中、その区間を通った際、窓ガラスに張り付いて密かに興奮…!

門真市駅から大阪モノレールに乗車して2駅、南摂津駅にて下車。
ここから徒歩で門真市駅方向に戻る形で移動します。
南摂津駅-大日駅間は約2kmなので、お散歩には丁度いい…はず?(笑)

しかしそこは交通量も多くて道幅の広い道路(府道2号)
そして高速道路が狭い土地にひしめきあう区間で
どこを歩けば目的を果たせるのか、分からない状態(゜Д゜)ポカーン

横断歩道は少なく、上ったり迂回したり、工事中な事も含めて
ある意味カオスな歩道状態でしたw
■南摂津駅周辺地図(目的地は地図の右方向)  
■目の前の道路も歩道はほぼ無く、車が激しく行き交っていました
■南行き道路橋。それにしても交通量が多いです
■弧を描くアーチ橋はモノレール橋
チキンラーメン号が通過!(゜ワ゜)

目的地、鳥飼大橋に到着。
鳥飼大橋は、大阪府守口市大日町と摂津市鳥飼西の間の淀川に架かる橋。
画像の通り超隣接して橋が架かっていますが、これらをまとめて称している模様。

訪問時点で、淀川に架かっている橋は5本。下流(西)側から
 ●北行道路橋(新橋)
 ●北行道路橋(旧橋・通行不可) ※ゲルバートラス橋
 ●高速道路橋(近畿自動車道)
 ●南行道路橋(新鳥飼大橋)
 ●モノレール橋
でした。
■橋の袂を見上げると…そこまで登れる気がした…  
■…ので登ってみたwww
■橋の袂には鳥飼大橋概要のレリーフがありました

私が見てみたかったのは、北行道路橋(旧橋)ゲルバートラス橋

その存在を知って以来ずっと気になっていた橋だったんですが
それが解体間近であると友人より情報を戴き、この日訪問したのでした。
 ※この記事を書いている時点で既に解体は進行、2012年12月までに完了予定
解体終了後は暫定供用中の新橋を拡張し、3車線+歩道の橋となる模様。

ゲルバートラス橋の特徴は、中間支点部分の空へ向かって突き出た部分。
地盤沈下等が予想される場所の大規模な橋に用いられた方式らしい。

橋を見るのは大好きなのですが、恥ずかしながらそんなに詳しく無いので
理論抜きにしていろんな角度から橋を堪能することにしました(笑)
 
■隣…近いよっ!? Σ(゜Д゜;)
■両側に橋が立ち並んでいる為、橋を綺麗に見渡せる場所が無い
■北行道路橋(新橋)が右側に向かって拡張される予定
■こんなに綺麗な橋なのに勿体無い…(TxT)
■少し錆も浮いているものの、青色が似合う綺麗な橋
■それにしても狭いw
■現役時にこの橋を渡ってみたかったなぁ
■ごんぶとな橋脚が並ぶ河川敷…w 落書きすんなー!(`・Д・´)ノ=3
■下から

鳥飼大橋 1954(S29)年竣工、橋長550m。

全国初の有料橋として開通したそうで、通行料は普通自動車で100円だったとか。
現在の貨幣価値で言えば700円位の感覚…?(゜ω゜)

1964年3月に無料開放され、2010年2月の新橋供用開始時まで
大阪府道2号・北行道路橋として利用されていました。

橋の袂まで土手をよじ登ったり、橋の付近をウロウロしていたら
工事関係者さんに怪しまれたので(苦笑)、非常に名残惜しいけれど退散…。

でも最後に、鳥飼大橋を近くで見る事が出来て、本当に良かった。
■後世に残して欲しかった橋だけれど…残念です
■大阪市営地下鉄谷町線と大阪モノレールの駅がある大日駅
■モノレールでもう一度淀川を渡ります
■モノレールから見た鳥飼大橋
■万博記念公園駅の分岐器に衝撃を覚えた!
■軌道桁の動きをずっと見ていたい…!
■彩都線への乗り換えが便利な構造
■大阪万博を知らない世代ですスミマセン(゜ロ゜)でも凄いっすコレは
■彩都西駅に到着〜。
■これで大阪モノレール線完乗です(≧ω≦)ノ★
■彩都西駅外観
■駅周辺地図…ニュータウンっぽい作りなのが面白い

万博記念公園駅で彩都線に乗り換え。
列車は万博記念公園の東側をぐるりと周回するように、どんどん上って行く。
だんだん街が小さくなり、逆に遠くに見えていたマンションや住宅が
間近に迫ってくるようでした。
まるで、ちょっとした遊園地のアトラクション気分?(^◇^)

住宅地であるほか公園や学校、病院、競技場等も沿線にあるため
時間帯によっては運行間隔も短くなり、乗客でいっぱいとなるのでしょう。

彩都西駅では1本見送って、引上線の様子を見物してから
同じ経路で門真市駅まで戻りました。
大阪モノレールの車両の座席は基本ロングシート。
しかし最前列・最後列はかぶり付ける特等席なのも、また楽しかったです…!
■結構な丘陵地帯です  
■彩都西駅も延伸構想があるため引上線形式
■折り返し風景を見ていても面白い

大阪モノレールは世界最長の営業距離を持つモノレールとして
ギネスブックに認定されていましたが
2011年重慶軌道交通(中国)の新路線が開通したため
その座を譲ってしまったようです…。残念。

2050年までに堺への延伸をするという構想(計画?)もあるようなので
今後の動向も見守りたいと思います…。



鳥飼大橋を渡る時には、ゲルバートラス橋を思い出して切なくなりそうだけどね。
 
■そして最後にまた鳥飼大橋を眺めてみた
   
 
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<長文&駄文にお付き合い下さり、ありがとうございました!>
 
※記載されている情報は2012年07月現在のものです
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