イチ鉄子のダメダメ放浪日記。

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内陸線各駅のご紹介。 【秋田内陸縦貫鉄道】

全駅訪問しちゃうしか。

 
起点、鷹巣駅にて乗客を待つ急行もりよし号

全長94.2km、軌間1067mm。
鷹巣駅(秋田県北秋田市)を起点として
角館駅(同仙北市)に至る、長大路線でもあります。

私自身まだ全駅乗下車はしておりませんが(笑)
駅情報を順次追加して行きたいと思います。

なお、駅写真にマウスカーソルを乗せると
駅名標等の別画像が表示されます。

 

■鷹巣駅 0.0km(起点)

秋田内陸縦貫鉄道の起点駅。JR鷹ノ巣駅に隣接している。
出札窓口や旅行センターがある駅員配置駅。
自動券売機もあります。駅スタンプも借りる事が出来ます。

国鉄時代は「0番線」ホームだったような…?
JR1番線の秋田側にあり、1面1線・ 頭端式となっています。
(右上画像参照)
鷹ノ巣駅ではJR線への乗り入れが可能で、弘前さくら祭りや
青森ねぶた等への臨時列車が運行した実績もあります。

旧鷹巣町自体、北秋田(市)の中心的市街地であり
鷹巣駅前も賑やかな場所だったのですが…
今ではすっかり寂しくなっております…(´・ω・`)

 
■西鷹巣駅 1.3km

1989年4月1日開業。単式ホーム・1面1線の無人駅。
ホーム上に待合室が設置されています。

民家の裏手にこじんまりと佇む駅。
北秋田警察署や北秋田地域振興局等が近隣に存在しており
内陸線支援運動の一環で、現在ではこの駅を利用しての
内陸線通勤者が増えている…はず?

   

西鷹巣駅を過ぎると列車は米代川を渡ります。
この付近で、夕景を背にして内陸線の撮影をする方も
結構多くいらっしゃいます。

私も挑戦しましたが…難しいものです(涙)
   
■小ヶ田駅 3.7km

1963年12月10日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

集落の中に存在する単式ホーム・1面1線の無人駅で
ホーム上に待合室が設置されています。

世界遺産登録を目指している「伊勢堂岱遺跡」へは徒歩5分程度。
ちなみに大館能代空港に一番近い駅(約3km)ではありますが
アクセス駅としては全く機能していません orz

   
■大野台駅 6.1km

1965年4月20日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。
こちらも単式ホーム・1面1線の無人駅で
ホーム上に待合室が設置されています。

付近には秋田県立北欧の杜公園や工業団地があります。
新市民病院が完成したら、最寄駅はここなのだろうか…?

   
■合川駅 9.7km

1934年12月10日開業(旧駅名・羽後上大野、国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

島式ホーム・1面2線の簡易委託駅。
列車交換が可能な駅となっており
また急行もりよし号の停車駅でもあります。

旧合川町のほぼ中心地に立っており
北秋田市立合川高等学校の最寄駅となっています。

   

合川駅駅構内に掲示されていた看板。

…とても良い標語だと思うんですが(笑)
先日訪れた際には無くなっていました。残念!
   
■上杉駅 12.1km

1965年11月21日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

単式ホーム・1面1線の無人駅で
ホーム上に待合室が設置されています。
「上杉ふれあいターミナル」と云う公共施設が隣接しており
駅ホームとは長いスロープで結ばれています。
車椅子の方でも内陸線がご利用戴けます。

駅正面には住宅地が広がっています。
     
■米内沢駅 15.0km

1934年12月10日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

単式ホーム・1面1線の簡易委託駅で、 駅スタンプも設置されています。
タブレット閉塞時代はここで列車交換が行われていたが
現在では非常に寂しい限りの、管理人の地元駅。

作曲家・成田為三氏の生誕地であり、市街地中心部に
「浜辺の歌音楽館」がある。
発着時には「浜辺の歌」がホームに流れます。
なお現在使用されていない旧2番線ホームの向こうには
倒壊した木材工場の廃屋が…(泣)
     
■桂瀬駅 20.5km

1935年11月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

単式ホーム・1面1線の無人駅で、小さな木造駅舎がある。
駅周辺には桂瀬集落が広がっており、
また北秋田市立森吉中学校の最寄駅なので、
中学時代は良くこの駅で内陸線通学の友人と
駅前の商店で買い食いをしつつw 列車を待ったものです。
駅前の商店が2009年6月現在も健在で、何よりです。

ただし当時は立替前の古い駅舎で、夏季には大量の蛾が
駅舎に大量に張り付いていた記憶ばかり…orz
現在の駅舎は平成5年に新築されたようです。
     
■阿仁前田駅 25.2km

1935年11月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。
2002年東北の駅100選に選定されている。
「秋田県内初の温泉付きメルヘン調の3階建ての駅舎」

相対式2面2線ホームの簡易委託駅で、列車交換も行われる。
駅舎内には温泉保養施設「クウィンス森吉」を併設。

夜に撮影に行ってみたら、地元の入浴客の方々で
駐車場は一杯・駅舎大賑わいでした(笑)
ちなみにちょっと塩分強めの温泉なので、長湯は要注意。

     

阿仁前田-前田南間の「小又川鉄橋」では森吉山の雄姿が。
右画像は動画からの取り出し画像なので、
余り鮮明な画像では無いです…。自分にガッカリ orz

こちらも内陸線撮影スポットとして有名です。
阿仁前田駅から徒歩10分以下の場所ですが…
流石に自分が乗車して来た車輌の撮影は無理ですねww

阿仁前田駅で温泉を堪能して、散歩&撮影も良いかと。
     
■前田南駅 27.1km  

1963年12月10日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
国道105号線とは対岸の、阿仁川によって作られた
河岸段丘上にある、ほのぼのと良い雰囲気の駅。

集落内の道から駅まで通じる小道(車1台がやっと!)沿いには
地元の方々により、マリーゴールド等が植えられていて
最盛期にはまさに「花道」となります。
     
■小渕駅 29.1km

1936年9月25日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換。

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
この駅もやはり国道105号線の対岸・小渕集落内にある。
敷地内には立派な庭園が造られている。

駅舎画像は…撮れませんでした(´д`;
後日追加します!
     
■阿仁合駅 33.0km


1936年9月25日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換

2002年東北の駅100選に選定されています。
「北緯40度線に位置する北秋田市阿仁地域のシンボルの
巨大な三角屋根のある駅舎」

島式1面2線ホームで、終日駅員配置駅。
運転区では様々な車輌を見る事が出来る。
駅舎1階には待合室・出札口・売店・食堂「こぐま亭」、
2階には本社事務室があるそうです。

     

右の画像は阿仁合-荒瀬駅間。ここも撮影ポイントで有名。

乗車時には一瞬で通過してしまいますが、
内陸線の車窓から眺められる深い渓谷や
豊かな川の流れる様は、本当に一級品だと思います。
     
■荒瀬駅 35.4km

1963年10月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されています。
駅からは広がる水田と荒瀬集落が見える。
この景色の中を走る内陸線が個人的にとても好き。

色とりどりの花々が咲き、待合所内が清掃されている様子から
駅が地域の人々に大切にされているのだと感じられます。
     
■萱草駅 38.1km

1963年10月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
国道から少し離れた、萱草集落内にあり
駅前には広い駐車スペースが…。

しかし地元の人々のご尽力により、整備されて
とても綺麗に維持管理されている駅だと思います。
     

萱草駅から徒歩10分程度(?)、萱草-笑内駅間には
内陸線随一の撮影スポットでもある「萱草鉄橋」がある。

内陸線に乗車して鉄橋を体験するのもヨシ
鉄橋を通過する内陸線を見る(撮影する)のもヨシ。
林道?伝いに移動して、鉄橋を下から見上げるのもヨシ。

…ただし、熊出没には注意(本気で)
     
■笑内駅 40.9km

1963年10月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
内陸線全29駅の真ん中、15番目の駅。

また難読とされるその駅名から、密かに注目されている模様。
マイクロバスで乗り付けた団体様が、駅名標の前で写真撮影…
なんて風景を何度か目撃しました(笑)
この地域は何気にアイヌ語を語源とした地名が多いです。

「晩梅」の銘菓「笑内」も是非ご賞味下さい!

     
■岩野目駅 43.3km

1963年10月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
国道105号線を挟んで、駅より高い位置に集落が見える。
駅から見える範囲で、民家6〜7軒程。
周囲360度、山に囲まれている。

雰囲気的には十分「秘境駅」だと思うのですが…。
今の所秘境駅ランキング圏外…。
牛山氏には是非内陸線に乗車して検証して戴きたいw

     
■比立内駅 46.0km

1963年10月15日開業(国鉄阿仁合線)
1986年11月1日内陸線に転換

島式1面2線ホームの委託駅員配置駅。
かつては国鉄阿仁合線の終着駅で、その時代を伺わせるような
立派な駅舎や側線跡があり、列車交換も行われる。

徒歩5分程度の国道105号線沿いには「道の駅あに」があり
その近くの橋上からは「比立内鉄橋」を望む事が出来る。
新緑や紅葉の時期には赤い鉄橋と内陸線が良く映える。

     
■奥阿仁駅 49.7km

1989年4月1日比立内-松葉間延伸時に開業
単式1面1線ホームの無人駅で待合所が設置されている。

民家の裏手に存在するため、道路から見えず
気付かれない事もあるらしい…。
新線区間は1両分の長さのホームで作られているため、
複数車輌連結時は1両しかドア開閉出来ないらしい…w

     
■阿仁マタギ駅 52.3km


1989年4月1日比立内-松葉間延伸時に開業
2002年東北の駅100選に選定されています。
単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。

こちらは打当温泉や「マタギの里」の最寄駅。
事前に連絡しておくと、送迎してくれます(無料)
途中下車をして日帰り入浴&食事するのもオススメ。
ここを拠点として、森吉山周辺のトレッキングもイイ!

なお、2008年5月から土日祝日を中心に
「観光馬車」を運行予定でしたが、残念ながら中止とのこと。

     

阿仁マタギ-戸沢間には「十二段トンネル」があります。

この秋田県内最長のトンネルは、個人的には後方展望がオススメ。
真っ直ぐに掘られたトンネルでは、どんどん列車が先に進んでも
入口がずっと遠くに光って見えるので…。

山型・上り勾配が終了すると、入口は見えなくなってしまいます。
     
■戸沢駅 61.2km

1989年4月1日比立内-松葉間延伸時に開業
単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。

駅から少し離れた場所には集落を眺める事が出来る。
一番近い民家でも、結構な距離があります。
山深い、懐かしい感じの風景に会える駅。

新鮮区間の駅のホームは1両しか停車出来ないギリギリの長さ。
急行もりよし編成の普通列車の場合、
車輌中央部しか 出入口が無いが、乗降に支障はない。
だけど列車両端は思い切りはみ出ます(笑)

ちなみに牛山氏の秘境駅ランキングでは151位。
     
■上桧木内駅 65.9km

1989年4月1日比立内-松葉間延伸時に開業
島式1面2線ホームの無人駅で、待合所が設置されており
新線内唯一の列車交換駅でもある。

里山に囲まれた集落の中に、真っ直ぐ伸びる線路、そして駅。
ホームから北側を望むと、森吉山の姿も確認出来ます。

この地域では毎年2月10日、「紙風船上げ」が行われます。
武者絵や美人画が描かれた紙風船が真冬の夜空に舞う。
この行事に合わせて、内陸線臨時列車も運行されます。
     
■左通駅 67.7km

1989年4月1日比立内-松葉間延伸時に開業

単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
国道105号線に面した集落から桧木内川を渡った
結構離れた場所に駅がある。
築堤上に張り付くような、小さな駅です。

駅待合室内は地域住民の皆さんにより綺麗に清掃され
何気に駅ノートも配置されていました。
(何故かノート前半部分が無い状態でしたが…)
ちなみに牛山氏の秘境駅ランキングでは152位。

     
■羽後中里駅 71.7km

1989年4月1日比立内-松葉間延伸時に開業
単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。

新線部分の駅は皆似たような作りになっている。
パッと見、作りもロケーションも左通駅と良く似ているが
階段部分の覆いの有無で判別出来る…。

山間の、水田の広がる風景の中を走る内陸線。
その姿はまるで、古きよき時代の日本の風景なのかも。

     
■松葉駅 75.0km

1971年11月1日開業(国鉄角館線)
1986年11月1日内陸線に転換
島式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。

かつて角館線の終着駅であり引込み線跡もありますが
当初から無人駅だった模様。
駅前広場は結構広くてトイレも設置されているが
国道105号線からは駅が見えず、ちょっと不安になるww

田沢湖まで車で10分程度の最寄駅であるものの
バス等は残念ながら接続していません…。
「内陸線乗車体験」の為観光バスがこの駅を利用する事も。
     
■羽後長戸呂駅 77.9km

1971年11月1日開業(国鉄角館線)
1986年11月1日内陸線に転換
単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。

「羽後」の名を冠しているのは他の駅との混同を防ぐ為とか。
県北育ちの身として「羽後」の地名は殆ど馴染みがないため
とても遠い場所まで旅した気分になる。

国道105号線からは少し離れた集落の合間にあります。
ホームや待合室の痛みが結構進んでおりました。
余りにも蜘蛛の巣が張っていたので、こっそり掃除して来ましたw

     
■八津駅 82.9km

1971年11月1日開業(国鉄角館線)
1986年11月1日内陸線に転換
相対式2面2線ホームの無人駅で、待合所が配置されている。

国鉄時代は単式1面1線ホームの駅だったそうですが
自動閉塞化に伴い、ホームを新設(画像右側のホーム)。

八津駅から徒歩5分程度の場所に「かたくり群生の里」があり
20haと云う広大な敷地に自生するカタクリの花は
例年4月下旬に見頃を迎える。来年は是非見物に行きたい。

     
■西明寺駅 86.9km

1971年11月1日開業(国鉄角館線)
1986年11月1日内陸線に転換
単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。

旧西木村(現在は仙北市)の中心地にあり、周囲には民家も多い。

「西木」を縦書きにすると「栗」。
そ旧村名には関係ありません(西明寺村+桧木内村=西木村)が
この付近は「日本一大きな栗」の産地でもあります。

訪問日に、ホーム手すりや待合室内壁面にペンキを塗ったようで
「ペンキ塗りたて」の掲示があちこちにありました(笑)
     
■羽後太田駅 89.9km

1971年11月1日開業(国鉄角館線)
1986年11月1日内陸線に転換
単式1面1線ホームの無人駅で、待合所が設置されている。
待合所はまるで大木に抱き抱えられているようでした。

国道105号線から少し入った所にあります。
駅周辺には結構な軒数の集落も。

国道に背を向けたホーム目前には水田が広がり、
桜が終わった頃には水鏡
初夏には生命力に溢れた緑色の葉が風にそよぎ
そして秋には黄金色の海原となる。
   
■角館駅 94.2km

1921年7月30日開業(国鉄角館線)
1986年11月1日内陸線に転換

JR角館駅に隣接した秋田内陸縦貫鉄道の終点駅。
頭端式1面1線ホームで、出札窓口のある駅員配置駅です。
右画像の正面建物内はコインロッカー等が設置されており
駅改札・待合室は実質右端通路奥、 建物のごく一部だけ…(汗)

JR1番線(盛岡側)に繋がる通路もありますが、
基本柵で封鎖されています。新幹線遅延時等のみ開放。
JR線への乗り入れは不可(軌間が違うため)。

ちなみに角館武家屋敷通りへは徒歩15分程度。
   

右の画像は桜の名所として有名な桧木内川堤防の夜桜。
昼の花見客の方が圧倒的に多いですが、夜桜も素敵です。
(多過ぎて近付けなかっただけ?)

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※記載されている情報は2009年07月現在のものです
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